夜の空気と朝の光。眠りを深くし、目覚めを穏やかにする。寝室は、ただ寝るための部屋ではない。心を整え、次の日を迎えるための場所だ。
夜、寝室に入ったときの空気の質が、眠りの深さを左右する。窓を開け放てる季節には、風の通り道を作る。冬は、隙間風を防ぎつつ、朝の光を柔らかく取り入れる。
照明は就寝前の1時間は暖かみのある低い光に切り替える。和紙のランプや間接照明が、交感神経を静めていく。
床に畳やヒノキの床板を敷く。寝具は麻やコットンの天然素材を選ぶ。マットレスは厚すぎず、床に近い高さが理想的だ。低すぎるベッドフレームは湿気がこもりやすい。
就寝前と起床後で、部屋の空気の感じ方がどう違うか。カーテンを開けたときと閉めたときの光の入り方の違い。枕元に小さな植物を置いたときの空気の変化。
寝室の窓は東向きが理想的だが、都市部では難しい場合が多い。カーテンを少し開けておく、または薄手の和紙のカーテンを使うことで、朝の光を優しく取り入れることができる。急に明るくなるのではなく、徐々に目が覚めるような光の入れ方が、心地よい目覚めをもたらす。